8月1日(火) | (公財)日本経済研究センター 代表理事 元日本銀行副総裁 岩 田 一 政 先生 |
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◇デフレ脱却への永井道程 | |||
日本のデフレに直面して日銀の金融政策の歩みと残された課題を論ずる。ゼロ金利政策、量的緩和政策、金融危機下の金融政策、マイナス金利政策、長短期金利操作付き量的・質的緩和政策、新執行部の課題について。 | |||
参考書 | 「デフレとの闘い」 岩田一政/著 日本経済新聞社(2010年) 「金融正常化へのジレンマ」 岩田一政/共編著 日本経済新聞出版社 (2018年) 「カーボンニュートラルの経済学」 小林光・岩田一政/共編著 日本経済新聞出版社 (2021年) |
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8月2日(水) | お茶の水女子大学名誉教授 岸 本 美 緒 先生 | ||
◇世界のなかの近世東アジア・東南アジア | |||
16~17世紀は、世界的な商業ブームに伴い、各地で激しい動乱を通じ強力な政権が生まれてくる時期でした。近世日本の「天下統一」もその一環です。この講義では、広域的な経済の動きにも注目しながら、この時期の諸国家の形成過程や特質を比較してみたいと思います。 | |||
参考書 | 「東アジアの『近世』」 岸本美緒/著 山川出版社 (1998年) 「明末清初中国と東アジア近世」 岸本美緒/著 岩波書店(2021年) |
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8月3日(木) | 東京大学名誉教授 延 廣 眞 治 先生 | ||
◇三遊亭円朝作「怪談牡丹灯籠」の創作技法を考える | |||
幸田露伴が明治文学に最も功労のある人物として挙げるのが黙阿弥と三遊亭円朝。その円朝の作品中、今日も人気の高い「怪談牡丹灯籠」の創作技法などについて述べる。 | |||
参考書 | 「江戸落語 誕生と発展」 延広真治/著 講談社学術文庫(2011年) 「幽霊名画集」 辻 惟雄/監修 ちくま学芸文庫(2008年) 「開国と幕末の動乱」 井上 勲/編 吉川弘文館(2004年) |
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8月4日(金) | 東京大学名誉教授 塩 川 伸 明 先生 |
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◇ロシアとウクライナの戦争について考える | |||
昨年来進行中の戦争について、歴史的背景に力点をおいて、できるだけ多角的に考えたい。講義準備中に新たな展開が起きた場合、可能な範囲で取り込むよう努める。 | |||
参考書 | 「『現代思想』 2022年6月臨時増刊号 総特集:ウクライナから問う」 塩川伸明/著 青土社 (2022年) 「『世界』 2023年3月号 特集:世界史の試練・ウクライナ戦争」 岩波書店(2023年) 「世界からみるウクライナとロシア(仮題)」 塩川伸明/編 東京堂出版(近刊) 「ウクライナ騒乱」 松里公孝/著 ちくま新書(近刊) |
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8月5日(土) | 自治医科大学 学長 東京大学名誉教授 永 井 良 三 先生 |
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◇医学と情報:ビッグデータとAI時代の医療 | |||
医療は情報の塊である。情報は、医療の質を高めるだけでなく、知識を生み、産業も振興する。一方で、倫理にも配慮しなければならない。講義では、医療とデータを巡る課題を紹介する。 | |||
参考書 | 「『医療AIの加速度的な進展をふまえた 生命倫理の問題』について」 永井良三他、日本医師会生命倫理懇談会2021 https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20220309_3.pdf 「AI時代の”臨床医学のまなざし”医学のあゆみ」 永井良三 274:703-711、2020 |
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8月6日(日) | 理化学研究所 開拓研究本部主任研究員 坂 井 南 美 先生 | ||
◇星の誕生と星間化学:化学的視点から考える私たちの起源 | |||
星間空間を漂う希薄な雲から星や惑星系は誕生する。その過程で、分子はどのように生成され、惑星へともたらされていったのか。宇宙の物質が詳細に観測できるようになった今、天文学と化学を融合させることで私たちの起源について考える。 | |||
参考書 | 「宇宙の物質はどのようにできたのか 素粒子から生命へ」 日本物理学会/編 日本評論社(2015年) 「スーパー望遠鏡「アルマ」が見た宇宙」 福井康雄/編 日本評論社(2016年) 「大好きなことを研究する科学者になろう!![宇宙編]」 理科学研究所/編 扶桑社(2022年) |
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